クラブW杯2025・ベスト8の“期待の若手4人”──次代を担うニュージェネレーション

FIFAクラブワールドカップ2025はベスト8が決まり、世界中のビッグクラブが注目するヤングスターが続々と脚光を浴びている。本記事では、その中でも10代〜20代前半で突出したインパクトを放つ4選手を深掘り。準決勝(ベスト4)で注目のカードが組まれる見通しだが、思わぬ展開も——。

目次


1. ハイセン(レアル・マドリード)

年齢:19歳
ポジション:CB
特徴:“現代型センターバック”として台頭

スウェーデン系スペイン人のハイセンは、ラ・ファブリカ育ちの逸材。守備範囲の広さに加え、縦パスでライン間を射抜くビルドアップ力とドリブルキャリーを兼ね備える、まさに現代型CBだ。今大会では対戦相手の前線を高い位置から潰し、攻撃の第一歩を担う役割を果たしている。

レアルはリュディガー、アラバらベテランが健在だが、世代交代を視野に6年契約+高額違約金でハイセンを獲得。準決勝でドルトムントと激突予定だが、彼がドルトムントの攻撃を封じ込められるかが注目ポイントだ。


2. エステヴァン(パルメイラス → チェルシー内定)

年齢:17歳
ポジション:RW/AMF
特徴:切れ味抜群の左足ドリブラー
移籍情報:大会後にチェルシー加入が確定(移籍金推定6,500万€+出来高)

ブラジルで“メッシーナ”とも称されるエステヴァンは、右ウイングから中へ切り込むカットインが最大の武器。グループステージ3戦で2ゴール2アシストのハイパフォーマンスを披露し、欧州メディアも熱視線を送る。

チェルシーは過去に数々の南米タレントを獲得してきたが、18歳での長期契約は異例の厚遇。ロンドンでの労働許可証取得後、2026シーズンから登録予定で、元チェルシーのポチェッティーノ監督は「彼は将来のゲームチェンジャー」と太鼓判を押す。


3. ドゥエ(パリ・サンジェルマン

年齢:19歳
ポジション:CMF/AMF
特徴:ボール保持と推進力を兼備する万能レフティ

スタッド・レンヌでのブレークを経て、2025年夏に5,000万€でPSG入り。ゲームテンポを自在に変えるダブルタッチ+シザース、そしてボールロストが少ないキープ力が高く評価される。UEFAチャンピオンズリーグでは決勝で2ゴール1アシストの大活躍で優勝に貢献し、大会のベストヤングプレーヤー候補に躍り出た。

黄金期を迎えつつあるPSGにとって、ドゥエはその核となる可能性大。準決勝で南米王者パルメイラスと相まみえるが、エステヴァンとの直接対決は必見だ。


4. ジョーブ・ベリンガム(ボルシア・ドルトムント)

年齢:19歳
ポジション:OMF/CMF
特徴:兄ジュード譲りの万能性+188cmの高さ

今夏にサンダーランドからドルトムントへステップアップ。トップ下とセンターフォワードをこなすユーティリティで、今大会グループリーグ2ゴール1アシスト。モデルは兄ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)で、足元の技術と空中戦の強さを併せ持つ。

準決勝では兄ジュードのレアルと対戦する予定だったが、ジョーブが累積警告2枚で出場停止となり、夢の“兄弟対決”は実現しない。兄弟が同じピッチに立つ瞬間はお預けとなった。


世代交代はすでに始まっている

円熟のベテランと並行して、10代・20代前半のタレントが世界最高峰の舞台で躍動するクラブW杯2025。ハイセン、エステヴァン、ドゥエ、ジョーブ・ベリンガムの4人は、クラブと代表の未来を背負う存在だ。準決勝と決勝で彼らがどんな爪痕を残すのか、そして来季以降の移籍市場でどのように評価が跳ね上がるのか——世界の注目は尽きない。

引用 FIFAクラブワールドカップ2025|大会概要|試合日程|トーナメント表|結果一覧 | サッカーキング

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