
投稿日:2025年7月14日|更新日:2025年7月14日
チェルシーがPSGに3-0快勝!2度目の世界制覇
2025年7月13日(現地時間)に行われたFIFAクラブワールドカップ2025決勝。
イングランド王者チェルシーがフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)を3-0のスコアで圧倒し、2021年以来2度目の世界制覇を成し遂げました。
会場となったのはアメリカ・ニュージャージー州のメットライフ・スタジアム。
両チームにはスター選手が揃い、現地も世界も注目するビッグマッチとなりましたが、試合はチェルシーが完全に主導権を握る展開に。
PSGは決定機を作れず、0封に終わりました。
試合の流れ:前半からチェルシーが主導権
前半はチェルシーが高い位置からのプレスでPSGを押し込み、序盤からペースを握りました。
その流れの中、22分にコール・パーマーが先制ゴール。PSG守備陣のスキを突き、ギュストからのパスを左足で冷静に流し込む一撃でした。
さらに30分にも再びパーマーが決めて2-0に。ボックス右手前で仕掛けたパーマーは味方の動きを囮に使いつつ中に切れ込むと、再び冷静なコントロールシュートをゴール左に流し込み、この日2ゴール目をマークした。そしてこのまま前半が終わると思いきや43分、新加入ジョアンペドロがパーマーからのパスをループシュートで決め3点目。前半のうちに完全に主導権を掌握しました。
後半:PSGはミスが目立ち攻め手を欠く
後半もPSGはボールを支配し続けたものの決定力に欠き、この日はミスが目立つ形に。そのストレスからか後半41分にジョアンネべスが退場となり勝負あり。今シーズンはCLとリーグアンで優勝し恐ろしいほどの強さを見せ新たな時代の幕開けかと思われた。しかし決勝で力尽きてしまった。それでも彼らの成し遂げたことはクラブの歴史における確かな前進であり、欧州・世界の舞台でPSGが“勝者”として名を刻み始めた証である。
チェルシーに敗れはしたものの、今大会を通じて示された成長と進化は、間違いなく次なる黄金時代への布石となるだろう。
スタッツハイライト
- 得点:パーマー(22分・30分)、ジョアンペドロ(43分)
- ボール支配率:チェルシー38% – PSG 62%
- シュート数:チェルシー 9本(枠内5) – PSG 9本(枠内6)
MVPはパーマー!圧巻の2ゴールで世界に名を刻む
今大会のMVP(ゴールデンボール)に選ばれたのは、チェルシーのコール・パーマー。
決勝戦で2得点を挙げたパフォーマンスが決め手となりました。
昨季までのプレミアリーグでもブレイクを果たしていた23歳の逸材が、今や世界のトップ選手の仲間入りを果たしました。
得点王はレアルの新星21歳ガルシア
大会の得点王(ゴールデンブーツ)は、レアルマドリードのゴンサロガルシアが獲得。4得点で4人が並ぶもアシスト数の差で受賞。
今大会で4ゴールを記録し、世界にその名を知らしめました。かつての7番ラウールにも似ていると言われるスペインの若きストライカーは、すでに欧州の複数クラブから関心を寄せられており、今後の去就にも注目が集まります。
拡大されたクラブW杯、世界の戦いが本格化
今大会は新フォーマットにより出場クラブ数が増え、より本格的な「世界クラブ王者決定戦」となりました。
欧州・南米のみならず、アジア・アフリカ・北中米のクラブにもチャンスが広がり、“地球規模の大会”として存在感を高めました。
若手スターの発掘、戦術の多様化、地域を超えたサポーターの盛り上がり——。
今後のクラブW杯は、よりダイナミックな進化を遂げることでしょう。
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